不要な反復と説明①

何気なく出張先のホテルでテレビをつけていた。
芸能人が一般人にインタビューで質問をした。
質問された一般人は言った。
「自分ですか?」お前以外に一体誰がいるんだよ、とこの口癖を聞くときはいつも思う。
いつもまぁまぁ不愉快な気持ちになる。
さらに質問されている。
内容は細かく思い出せないので創造するが、例えば「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれた。
こう言った。
「好きな食べ物ですか?」イライラが増したことは言うまでもない。

言うまでもなく、この反復の言葉は必要がない。
それをわざわざ言わなくても意味は通用するし、している。
間違えようがない。
確認した方がいい理由がない。
シビアに言うなら、そんなことを言わない方が会話とコミュニケーションはスムーズに進む。
テンポは遅くなり、相手に大小はあれ不快感を呼び起こす。
明らかに阻害要因になっている。

 

私たちが反復するときはどんなときだろう?

これは外国語を習い始めてあまり時間が経っていない人がよくやることだ。
例えば「What do you think you are doing?」と聞かれたとき、意味を理解するには反復しなければよくわからないことがある。
だから聞かれてすぐ「What do I think・・・I am doing」と言いながら分けて考えると「何考えてる?」「自分が今やってること」・・・「ああ、自分が今何やってると思ってるんだ!か!!」と意味をつかむことができる。
つまり、言語能力的が鈍く劣っているか、言語の意味は理解できてもコミュニケーション的にどのような答えを出せばいいのかわからない場合、ゆっくり反復し意味を考えることと、時間を稼いで答えを考えている。
心理背景の奥には「わからない」「できない」「まずい」という自信のなさが見える。
またコミュニケーションで失敗したときの「ヤバさ」を恐れていることがわかる。