言葉を変えてしまう脳内変換

言葉を変換してしまうことを「脳内変換」という。
伝言ゲームのように、最初言った言葉が最終的に伝わったときに変わってしまっていることがある。
これを相手が頭の中でひとりでに行っているのが脳内変換だ。

 

脳内変換は誰もが行っている。というか「やってしまっている」。
誰かが何かの説明をしているところをノートに記録してみよう。
それと同時に録音も録る。違う手段を使ってダブルで聞き漏らさない体制を作る。
その上一度は自分の耳でも聞いている。

家に帰ってからそのノートを読み返しながら音声を聴いてみる。
「意味」ではなくあくまで「言語」が正しく一致しているか?ということを確認しながら聞き、読んでみると、恐ろしいほど一致していないことが分かる。

なぜこんなことが起こるのか?

 

録音は間違いなく相手が言ったことをそのままコピーしている。
なら、書いている方に何かの間違いがある。
一度耳に入れて聞いたことを、いつの間にか伝言ゲームで違う言葉になっているように、書くというアウトプットをするとき既に違う言葉になってしまっている。
ところが、自分では「違う」という認識はない。ということは正しく理解していると思っているということだし、正確であるとすら思っているということだ。でなければ録音を聞いたときに驚くはずがない。

なぜ、正しいと「思う」、間違った内容になっているのか。

 

脳内変換をしてしまうメカニズムは主に2つある。
ひとつは「理解促進」もうひとつは「不都合な真実の消去」だ。