背景事情

矛盾から言語心理を探るのではなく、実際の背景を探ることの方が現実的なことがある。

 

玉手箱の話をしたが、心理背景を探るなら「なにか意地悪な企み」が読める。
しかし、実際には「家族を人質に取られて仕方なく」「脅されて」「何か特別な事情で」そうせざるを得ないのかもしれない。

その場合は、相手の中の感情の言葉と思考の言葉は矛盾している。
そもそもそんな状況では「言葉」で説明してもらうことができないかもしれないが、もし言葉を発するなら「言葉の方が本心に反している」可能性が高い。
例えば体は反り気味だが言葉が前向き、というような態度との矛盾が現れたりする。

あるいは、玉手箱のケースで書いたように、本来主語が自分であるべき時に相手に、相手であるべき時に自分になったりする。
こういう場合は心理背景ではなく、実際の背景を疑う必要がある。